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 媚びたっていいじゃない

ポエムだっていいじゃない

造り手の想い、空間、サービス
五感を通じ感じたコト


私なりの解釈でお届けします。

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 サケとサカナ

神奈川 川﨑 鎌倉




 "  鎌倉の小さなフランス。"



新緑の山々が吐き出す
滋養を含んだ風。

穏やかな海から届く
命の香りをはらんだ風。

此処は小町通りの裏手に佇む
閑静な一軒家レストラン。

風が交わるこの場所で
夜を待つ。

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○湘南豚のリエット・パプリカ
 蕪のデクリネゾン

○スターアニス・タイムが香る鮮魚のコンフィ
 オニオンヌーボー・プティポワ

○旬野菜のスープ

○旬魚のグラタン仕立て ナツメグの香り

○ポワローとマッシュルームを詰めた
 若鶏のロースト バイマックルソース

○ 葉山牛ミスジ ロースト

○マサラプリンとカシスのソルベ
 キャラメルソース

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鎌倉出身のシェフによる
自然豊かな風土への
敬意を込めたひと皿。

フレンチの技法を礎に、
南インドを中心とした
スパイスやハーブを取り入れた
風味豊かでエレガントなアプローチ。

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寄り添うのは、
インド初のクラフトビール醸造所による
ビールブランド"BIRA 91"

ザボンの爽快さが、
頭の後ろまで突き抜ける。

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フランスの統治下にあった
南インドの貿易都市、ポンディシェリー。

多様な人種、文化が交わる港町。
活気あふれる情景がまぶたに浮かぶ。

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鎌倉の豊かな自然、春の夜風。
煌めくスパイスの余韻、IPA。

幾つもの香りが出逢い、ここで交わる。

ここは鎌倉の小さなフランス
ポンディシェリー。

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 サケとサカナ

神奈川 川﨑 元住吉




 "  酒と肴に励まされる時だってある。"



春々小風、肌撫でり。

心浮く外気の匂いと街中の喧騒

店の灯りに誘われて光りの中へ。

磨かれた木製のカウンター
溢れる明かりが心に優しい。

気立ての良い大将。
細を穿つもてなしが、

酒に向かう意欲を掻き立ててくれる。

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"鮮魚くんせいカマ焼き"

その力強い眼差しと、
エレガントな旨みに心絆される。

"このカマ焼きのおにぎりがあったら
鬼リピします。"

気の利いた肴を前に、
ついつい余計なことまで
こぼしたくなる。

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柔らかな出汁と時間が
五臓六腑に染み渡る。

あっという間に日常を切り離して
深呼吸を思い出させてくれる。

きっとここはそんな場所。

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 炭焼 小料理 わさび

東京 目黒 自由が丘




 柔らかな春夕の風に
わさび色の暖簾が揺れる。

ひらひらと舞い降りて
重なる花びらの絨毯。

目に映る淡い色彩が、
昔懐かしいあの頃の情景を
思い出させてくれる。

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"のりしお1人5枚だって!"

"もう1枚だけちょうだい、
一生のお願い!!"

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"新ジャガイモ磯辺揚げ"

みずみずしくて、
歯切れの良い新じゃが。

サクッと香ばしい薄皮
前歯が幸せを伝える。

より一層の力強さを覚える
新しくも懐かしいのりしお。

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みんなが日常の小さな幸せを
見つける天才だった。

その一枚に一生のお願いを使う価値があった。

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あの日見た、
淡く香ばしい
ひとひらの想い出。

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 天福楼

小皿中華料理居酒屋

神奈川 川崎




" ▶︎はい "
いいえ


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ビールをググッと飲み干して
グラスを置くと同時に息を吐く。

呼吸を思い出させてくれる一杯。

身体の内側の温かさと、
外側の寒さが調和する。

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バリッとした焼き目の餃子。
仲間になりたそうにこちらを見ている。

小さく音を立てて
消えていくグラスの泡が
選択を急かす。

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このぬくもりごと
ウチに連れて帰ろう。

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 ビストロクロシェット

神奈川 川崎




" 何気ない寄り道こそ
幸せのカタチなのかも知れない。"


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緑に包まれたファサード
こぼれる明かりが
なんだか心に優しくて

引き寄せられるように中へ。

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外観と違わぬ
ぬくもりに満ちた空間。

愛情をたっぷりで
辞書のようなワインリスト。

朗らかな笑顔の奥様。
元気いっぱい出迎えてくれる。

"ここに立ち寄ってよかった"と、
一瞬のうちに安堵する。

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"姫ホタテの白ワインマリネ"

貝殻を持ち上げて、
ひと口でスルッと流し込む。

口いっぱいに広がる春の豊かさ。

ゆっくりとじんわりと
身体に季節を馴染ませていく。

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優しい時間が過ぎていく

この街に帰って来たくなる
ぬくもり溢れるレストラン。

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 LOVE ワインとビストロのお店

東京​ 世田谷 二子玉川




" 小僧でいられる場所。"


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陽もすっかり暮れた柳小路
ふわりと抜ける穏やかな春風。

横目で過ぎる千年格子
石畳をひとマス飛ばしで歩く。

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"ホタルイカのニース風ピザパイ"

サクッと噛み締めた
エアリーなパイ生地の隙間から

ホタルイカとアンチョビの
力強い豊かさがドバッと溢れ出す。

咀嚼するたび満たされて、
脳内全部ホタルイカ。

.
"このピザパイ、
めっちゃホタルイカですね!!"

考えるより先に、
言葉が無邪気に飛び出していく。

その感覚が最高に心地良い。

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この場所はいつも、
自由を思い出させてくれる。

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 ハレクラニ沖縄

​沖縄 国頭郡恩納村名嘉真




"海が美味い。"


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天国にいるかのような
高揚感に味覚がくらむ。

信憑性はさておき、
自身の知ってるそれとは
どこか違う気がした。

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翡翠色の海ぶどう
本鮪のデリケートなピンク
肌を撫でる柔らかな潮風

全てが"らしさ"を演出する。

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美しいサンセットのあとに
広がる静かな夜
耳元に届くのは波音だけ。

何もかもが透き通ってしまいそうで
溢さぬようにと手を伸ばす。

そっと確かめるひと雫。

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 龜屋 一睡亭

​ 東京 台東区上野




"うざくの色気。"


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決して華美でなくていい。
手間をかけなくていい。

四季の豊かさを感じとり、
この一人の無粋な男に
季節の到来を教えていて欲しい。

冗談まじりに話すその瞳は、
真っ直ぐに前を見据えていた。

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艶やかな鰻を前にして、

うざくが好きだった
その人のことを思い出した。

老若男女問わず惹きつける
色気のある香ばしさ。

ググッと味わい甲斐のある
肝の据わった逞しさ。

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しみじみと美味い。

お重の隅のひと粒まで
確かに掬って噛み締める。

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 炭焼 小料理 わさび

​ 東京 目黒 自由が丘




そら豆の青さが嬉しい。

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あさりの茶碗蒸し、たらの芽天ぷら。
赤茄子炭火焼き、菜の花豚バラ巻き。

桜海老と玉ねぎのかき揚げ。
海鮮クリームコロッケ、わさび土鍋ご飯。

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雪解けを待つ芽吹き。
じっと寒さを耐え抜いた
淡くも力強い滋養。

素材をこねくり回さず、
本来の魅力をしっかりと引き出す。

甲斐甲斐しくも、
料理人としての自負を
ガツンと感じる仕立て。

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淡い緑、味覚に響く小さな春。

ふきのとうの登場が待ち遠しい。

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